3匹のすずめ(ブログ)

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僕が小学生の頃ですからたいそう昔の事になりますが、パルナッスム博士に逢った

のです。冬休みの朝でやっと明るくなってきたじぶんで、僕は自転車に乗って新聞を

配達してたんです。田んぼや畑がひろがっている農道を行くと白鷺たちがやけに

騒いでいて群がっています。どうしたんだろいつも静かなのにと自転車を止めて

よく見ると、白い太いひもを身体中にぐるぐる巻きにした人が真ん中に立っていました。

「おはようございます、どうしましたか」すると「白鷺たちに連れてこられたのだ、ここは

ぜんたいどこなのだね。」 篠崎村といいます 「そうか、だいぶ東にずれたようだ、

私の名はパルナッスム博士という世界一周をしている者だが、君、ちょっと手伝って

くれないか。」そういうと博士はポケットからいっぱいの色とりどりのゴム風船を出して

「さあ、ふくらませておくれ、」 すごいのです、一息でその風船はパンパンになるのです。

ふくらんだ風船を博士は大きな袋につめていきます、あっという間に飛行船が空に

立ち上りました。「この船はゴリウォーク号というわたしの発明品のひとつだ。君が

望むなら乗せてやっても良いが十年間は戻ってこれまい、どうするかね。」

僕はその時、母や兄のことを考えました、それにまだ新聞を待っている家もある。

「残念です、いけません。でも博士にはまた会いたいです、さよならです。」

ゴリウォーク号はゆっくりと飛び立って、博士は僕に手を振ってくれました。白鷺たちも

いっせいに飛び立ちました。

僕はこの話をいままで誰にも話しませんでした。パルナッスム博士には、いつかどこかで

逢えそうな気がします。

by ひいチュン

 

アン・ルイスは最高のロックンローラーだった。僕はLP.EPそしてCDを幾枚持っているだろう、

清純ポップスから始まって、山口百恵が引退した頃から激しくシャウトするようになり、

やがて観客を総立ちさせるパワーロックンローラーになった。「六本木心中・ああ無情・

KATANA 」あたりが頂点だったろうか、僕はかなり初期のころのアン・ルイスを有楽町あたりの

ライブ・カフェで聞いている。

会社を抜け出して行きつけの喫茶店でカレーとコーヒーを頼んで、ジュークボックス

で「甘い予感」をかけてもいた。そして僕は今も時々大音響でアン・ルイスを聞きたくなるんだ。

「だけど心なんて、お天気で変わるのさ、長いまつげが卑猥ねあなた。----」

by ひいチュン

6/30と7/1は、毎年地元の浅間神社の夏祭りです🎶

しかし例年、よくもまぁ飽きもせず…というレベルで大雨に見舞われる祭りでもありました。

「あ、今日雨降ってるから浅間様のお祭りの日か」と思い出すのが、多分この辺りの地元あるある(笑)

な~んて茶化しているものの、実はこの神社、江戸川区の中ではかなり歴史のある場所でして、2年に1度、大幟が立つ『幟まつり』となることで知られています。

 

 

そんなわけで、幟上げが始まる早朝6時!見に行ってきましたよ~(`・ω・´)☆

 

 

神事が終わり、区長さんの挨拶も終わり、生のお囃子が奏でられる中、1本目の大幟が到着。

これから10本、全工程を人力でやり遂げます!

 

 

「結んで結んで!」 「縄絞めろ~っ」

 

 

「準備完了!」 「上げるぞ~、気ぃ引き締めろ~!」

 

 

大柱には東西に伸びる縄が結わえられており、西側のと東側、両縄をバランスよく〝揉んで〟いきながら引き上げます。一般人も参加できるので、一緒に揉んできたよ(*´ω`*)

 

 

「上がったぁぁあ~!」

 

 

無事に立ち上がっても大事なのはここから。

「ちゃんと土台に柱を括り付けて……、あれ?この場所結構高い!;やばい、降りるの怖いんだけどッ?!」

 

 

どうだ~この迫力(。-`ω-)重さ約1トン、高さ約20メートルの日本最大級の幟ですぞ★

 

 

漸く3本まで立ち並び……鯉が立ち泳ぎしているよう。壮観~~♪―ってもうすぐ9時?!あと7本もある!;;ハッピ衆がんばれ~っ。

 

これを見に行ったのは人生で2回目だったけれど、なんだかこういう時だけ土着の精神が芽生えますよね!現金だね(笑)!

夜のお祭りはどうしよーかー。型抜き好きだったなぁ~。射的は得意だったなぁ~。

あの祭り特有の香りと眼に刺さるオレンジの裸電球-…日本の夏が来ますね。

 

by さぁチュン

ピエロ君人形

ジャ・ジャ・ジャ・ジャーンをベートーヴェンがどういうつもりで書いたのか知りませんが、

私たちの日常はジャ・ジャ・ジャ・ジャーンに溢れています。

お店にはいってタヌキそばを頼んだら、出てきた蕎麦が伸びていてジャ・ジャ。

Tシャツを買って襟のタグが引っかかるのでカミソリで取っていたら、穴があいてジャ・ジャ。

いつもの長さにジーパンの股下をカットしてもらってはいてみたら、

嘘だろう引きずってジャ・ジャ。肉を食して噛み切れなくてジャ。

朝起きたら10時近くてジャ。ベートーヴェンには何が起こって書いたのか。

日常にはジャ・ジャ・ジャ・ジャーンが溢れているのです。

おもしろいけど、ご用心を。今日スイカを切ったら---

by ひいチュン

 

先日、日曜美術館で紹介された柚木氏の個展を昨日、やっと見に行くことが出来た。
予想はしていたが、通常の民藝館とは違って大賑わいを見せていた。

柚木さんの人気の程がうかがえるが、もう少しゆったりと見たいと思いながら、柚木ワールドに引き込まれていった。

私は美術を鑑賞するのは、本の中でも柚木さんがおっしゃっているように、ほとんど一人と決めているが、友人とおしゃべりしながら鑑賞する人が多いので、少し耳障りでもあった。(偉そうですみません)

私は染色の中でも友禅染めを手掛けているが、以前柚木さんの個展を見に行くので、少し張り切って着物を着て出かけたことがあった。偶然ご本人が会場にいらして、自己紹介をする際に「友禅をしています」というと柚木さんは無意識だったとは思うが、女の人が趣味的なものをやっているのだろうというニュアンスを感じた。
ずいぶん前の事だが、その時の空気感を今でも覚えている。

確かにそのころは、問屋からの注文で、着物を染めていたし、食べるために友禅を学んだので、当然だと思っている。
だが、私が友禅を学んだ、大塚学院は大塚末子さんと、中村勝馬先生が創設者で以後その流れをくむ指導がされた唯一の友禅専門学校であった。

中村勝馬、山田貢、田島比呂子という後に人間国宝になられた指導者を迎えた、大塚末子さんの人脈、更には、中村勝馬という染色家の思想は、柳宗悦と同等であると考えられる。

今は当時と違って、着物が特別な階層の人の物になるか、安価な古着がフアッションの一つになっている。それはそれで否定はしないが、このままでは日本の民族衣装が消失する危機感を感じている。
38㎝×12mの絹地をほぼ真四角にたためる日本の着物という文化はもっともっと大切にされて良いと思っている。それを、現代の生活スタイルや、呉服店に媚びる模様などに押されて本来の着物からほど遠いものになってしまった。

少し手前勝手になりすぎたので、話を戻すと、染布をアートに引き上げ、マチスの切り絵の世界を彷彿とさせてくれた柚木ワールドは唯一無二であった。新作も沢山見られて感激した。

帰り道、偶然ある人と素敵な出会いがあったのも柚木さんのおかげと感謝している。
どうぞお元気で、私たちに嬉しい柔らかな風を届けてください。
必ず感じている人がたくさんいるはずですから!

長文失礼しました。未だに友禅と悪戦苦闘の    byけぃチュン

お地蔵様。どうかこの時代に生きる子供たちの安全と、

安らかな生育を、見守ってください。

by ひいチュン

あれはなんだ、マスクメロン君です。

頂き物です、感謝です、好物です。メロンに性別があるかどうか知らないのですが、

数日前は茨城県産で、今回は鹿児島県産です。実にありがたく、イタダキマス。

私は高校生の頃に、マスクメロンの傷は人間がナイフで付けていると思っていました。

私にそう吹き込んだ奴がいるのです、亀戸の奴でした, あいつ元気にしてるかな。

by ひいチュン

今年の父の日はコレ。

最近彼が面白がって見ている「出川哲朗の充電させてもらえませんか」Tシャツと、少年時代の憧れだったというアイスケーキを手作りしてみた。

 

 

今回はなかなかタイトなスケジェールだったので、ケーキは手抜きに次ぐ手抜き(。ノωノ)

 

 

生地は言わずもがな市販のロールケーキを更に半分の薄さにして敷き詰め、中身は市販のアイスに色をつけた上層と、ヨーグルトとアイスを混ぜたフローズンシャーベットに、胡桃・無花果・干し葡萄・クランベリーを混ぜた下層を詰め込んだ。

 

 

 

改良の余地ありだな~という部分もあったけれど、まぁ普通に美味しいレベルだったし、見た目のインパクトも伴って手抜きにしてはほぼほぼ0.K(⌒ 3 ⌒)b

今度は姪っ子が遊びに来た時にでも一緒に再挑戦しよう。多分型から抜く時とかにキャッキャと喜んでくれそうww

 

因みにTシャツは、スーパー銭湯に行った際にバスタオルの中に忍び込ませて半強制的に着させるという、嬉しくないサプライズを仕掛けました(笑)

むすり…としながらも律儀に着て出てきてくれてありがとう(微笑)ちゃんと似合ってたよ~♪

 

by さぁチュン

藤圭子さんです。

好きでした、きれいでした、心に響く歌声でした。70年前後を象徴する、時代の歌い手でした。

 最近、沢木耕太郎著の「流星ひとつ」をよみました。藤圭子と沢木の対談が一冊になったもので、

生の藤圭子がよく表れた興味深い本でした。

by ひいチュン

小松川村(現・江戸川区)の小松菜でござんす。

今はここ篠崎地区で農家をやってらっしゃるのは十数軒しかありません。

まして小松菜専業農家は少なくなりました。

たまたまそのうちの一軒と友達付き合いをさせて頂いています。

「染色工房くさなぎ」の小松菜染めスカーフ類は全てこの農家の小松菜を

使わせてもらっています。もちろん小松菜は食してこそ、美味しいのです。

私は小松菜畑に伺っては、仕事をじゃましながら立ち話をするのが好きです。

緑の土の上にたって「なんか面白いことない!」って言って楽しい時間が始まるのです。

すみません、ほんとにジャマしてますよね。

by ひいチュン

 

 

 

樋口一葉です。

井上ひさしは「頭痛肩こり樋口一葉」を書いていますし、田中優子は「樋口一葉いやだ!と云う」

をかいています。鏑木清方は暗唱出来るほどに「たけくらべ」を読んだと書き、あと2年、一葉が

生きてくれれば自分は一葉の小説に挿絵が描けたはずで残念だと書いています。

一葉は明治29年11月に24歳で亡くなりました。極度の近眼で、撫で肩で、小さな人であったらしいです。

擬古文体で書かれた文章の美しさ深さは無類です。

「廻れば大門の見返り柳いと長けれど、-」たけくらべ、です。

 もう十幾年か前に250ccのバイクで、浅草は龍泉寺そばの一葉記念館に行ったことがあります。

あまりお客も来ない静かな建物でした。

by ひいチュン

 

 

 

おいらレモンだぜ。

OLYMPUS PEN 一眼にマクロレンズを付けて、撮ってみました。

カメラ歴は長いのですが実質初心者です。

BY ひいチュン

アンドリュー・ワイエス(1917-2009)が描いた「クリスティーナの世界」という絵画を

鉛筆でラフスケッチしました。

原画を見たことが無いのですが、おそらく水彩画だろうと思います。

下半身が不自由な彼女が、家に帰ろうと両手両腕でしっかりと地面を掴んで

あゆんでいるところです。

見たことのない方は、どうぞネットで検索してみてください。

静かで透明な明るさがあり印象深い、そういう絵です。

by ひいチュン

今年で16年目を迎える江戸川産学公PJの発会式が先月末にありました。
昨年はデザインフェスティバルの出店と重なり休会しましたが、今年は、又参加することにしました。

染色に参加の学生は4年生と1年生2人の3人でした。
8か月という短い期間に何ができるか、楽しみにしています。

今頃学生は、どんな提案を目論んでいるのか⁉
私を !あ!と驚かせてほしいなぁ~   けぃチュン
今夜は宮野真守のライブに行って参りました!!やっとチケットが取れて、満を持しての初参戦がまさかの10周年記念ライブ(≧∇≦)!

常から最前線でTHE☆エンターテイメントを体現してくれている彼ですが、「役者だから出来るアーティスト活動、ライブの在り方について考えてきた」という言葉通り、本当に歌“だけ”を聴かせるステージというのではなく、大きな舞台を観ているような新感覚のライブでした。
なんと約4時間に渡り、あの生声と、そして狙いまくった息吸い(笑)を聴けてもぉ~う幸せ。
加えてマモの誕生日が6月だったものだから、サプライズのバースデー企画があって!ああいうのにぶつかるの嬉しいよねっ☆素の喜びようが沢山拝めました。



しかし、さいたまスーパーアリーナ…空調設備もうちょい頑張ろうか?!大分蒸されたよ!(◎Ⅲ◎;)バラードコーナーの間でさえムンムンしてたよ!そして音響についても…なんだ、2chかッ?!!(爆涙)

お地蔵さん

40年ほど前にこの世に出てきた地蔵さんで、家の隅にちょこんといらっしゃるのだ。

私は二十二歳ぐらいの時に友人と二人で、長野県の鬼無里村に行ったことがある。

大小の岩がごろごろとした地帯で、まさに鬼も住まない場所で、民家もほとんど無かったが

途中に石仏が多数見られた。私たちはこの後、戸隠村で一泊した。足立ナンバーの車は

どこでもあまり歓迎されて居ないように思った。

by ひいチュン

 

考えているふりの人。

 決してヴェートーベンの恋人は誰だったのかとか、ジョーニー・デップ主演の名作は

「ネバーランド」かはたまた「ギルバート・グレイプ」か、などと考えている訳でも無く。

武田泰淳が「目まいのする散歩」を書いていたのは63歳ぐらいだったのか。

などなど、ボケーと、フワフワと思ったりしている、ふりをしているんです。

ところで「スターウォーズ」はまだつづけるんですかねー。

by ひいチュン

都会のネコ-1

 ニャーニカナ

都会のネコ-2

 どーも、ニャーリー・ミンガス です。

都会のネコ-3

 どーも、セロニアス・ニャンコ です。

by ひいチュン

6月3日放送の日曜美術館
「うれしくなくちゃ 生まれない 染色家 柚木沙弥郎の模様人生」を拝見しました。
偶然、柚木さんの作品を知ったのは今から25年ほど前の事です。

以来欠かさずとまではいかないけれど、個展を拝見したり柚木さんのブログを拝見しては元気を頂いています。

大原美術館で見た芹沢銈介作品に魅了され染色の世界に。
人は生き方までも変えるほどの影響を与えられる出会いは誰にでもあるものではありませんが、出会うべくして出会った二人。

お話の中で、日々の生活の些細なことに楽しいことや、面白いことをかんじられる柔らかな心を感じました。

私はといえば、未だに模様と悪戦苦闘の日々ですが、ほんの少しだけ、苦闘することに楽しさを感じられるようになってきました。

声も素敵でダンディーな柚木さん、お元気で、「私たちに楽しんで暮らしているかい?」とメッセージを送ってください。                           byけぃチュン

もう二十数年前になりますがウサギをかっていました、名前をテトといいます。

活動的というか、気が強いというか、人に慣れるという事がありませんでした。

でもそれが可愛いかったのです。庭に放して置いたり小屋を作ったりしましたが。

毎日のように家の外へ脱走します、それを私と子供たちが、捜して見つけて追い回す

のです、テトがもうよいだろうというまで捕まりません、へとへとになりますが楽しい

気分でもありました。今でもテトの話をするとき、私たちの中では、テトは生きています。

by ひいチュン