布団に入って天井をみていたら、涙がつうーと流れて、枕を濡らすことがある。
涙を指ですくって口に持っていくと、なんの味もしない。そんなものかなと思う。
by ひいチュン
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布団に入って天井をみていたら、涙がつうーと流れて、枕を濡らすことがある。
涙を指ですくって口に持っていくと、なんの味もしない。そんなものかなと思う。
by ひいチュン
船乗りが岸壁を離れる時は誰かがハンカチーフを振ってくれる。
そうでなければ歌謡曲は生まれない。
実はぼくも似た経験をしている。僕が駅のホームにいたら、線路
を隔てて反対のホームにあの人がいて、あの人は小さく僕に
手を振ってくれた、僕は手を挙げた。ただそれだけの一瞬の出来事。
そう、そんなことがあった。あの時の僕はなぜ反対ホームに走らなか
ったのか、迷ったんだ。そう、そんなことがあった。
by ひいチュン
何層も違う味を差し込むケーキなので、やったら時間かかりました(;゚Д゚)
作るだけで疲れてしまい、人生初の「冷凍」をしました(苦笑)が、何とか解凍もちゃんと出来て一安心=3
凝ったデコレーションをする気力もなく基本に立ち返ったよーな感じですが、久々にこんなのもアリかな(*´ω`)? 味は、2種類の洋酒が効いた上品なお味でした~💛💛💛
by さぁチュン
新宿の落合公園でブランコに座りながら僕は岩波の★一つの文庫本を読んでいた。
気が付いたときは少し暗くなっていたが僕は何かしらはっきりと分かったと感じた。
あれから45年が過ぎた。あの公園にはまだ天使はいるだろうか。
by ひいチュン
昨晩はソプラノ・リサイタルを聞きに出かけました。声楽は素敵です、人間のコントロール
された声は美しい楽器です。ですが昨晩は、どうにもでした、で名前は書きません。
というわけで一部が終わった休憩時に抜け出して、とんかつ屋に行きました。
ヒレカツ定食がうまかった、シジミの味噌汁がうまかった。細くて柔らかいキャベツ君が
うまかった。こうして夜がふけていったのです。
by ひいチュン
天使が翼を休める時、23時発、北国行きの夜行列車が上野ステーションを出発した。
by ひいチュン
僕はやせっぽちだった。過ぎていく時間を歴史というのなら幾年間か僕はやせっぽちで
栄養失調で低血圧だった。どうしようもない時間が流れていた時があって、
それは全て僕の意志だけれど、多くを学び、多くを失いもした。
僕はやせっぽちだった。
by ひいチュン
強い風に向かいながら、僕はちょっと大きな帽子をかぶって、牛乳を買いに
行ったんだ。寒いけれど僕はきっとアイスクリームも買ってしまうと思う。
by ひいチュン
「ねえ、お風呂、ちょうどいいわよ。」 なんてさー
あったまるよねえー。
by ひいチュン
11日に秋葉のオーディオ屋さんに来てもらって、41年前に購入した真空管アンプ
4台と小物を引き取って貰いました。寂しかったです。断捨離です。
夜になって、僕はグラシェラ・スサーナのLPレコードに針を落として、涙しました。
by ひいチュン
本日午前中、東京・みたけ山トレイル・ラン15kmレースがありまして、息子が走りました。
タイムは1時間34分ぐらいで、現状ではこれが精一杯というところらしく、電話でも息が
上がっておりました。ごくろうさん。よく走ったよ。スタート前は寒かったろうな。
by ひいチュン
歩きながら思うのだ。
歯が1本抜けたからどうだというのだ、足が短いからなんだ、
頭部後方が薄いからどうなんだ、腹が出てきたからとてなんだ、
近眼で老眼だろうが、腰が痛かろうが、手指が時々しびれようが、
軽いめまいがなんだ、しかし口臭はいやだなあ、耳毛も、鼻毛も
いやだなあ。勘や感情で話すし、短慮だし。痛がりだし、寂しがりや
だ。ああ僕はどうすれば、穏やかで、微笑ましい、オッサンに
なれるだろう。今日は朝から冷たい雨が降っている。
by ひいチュン
身体も一応全快しました。職場復帰も果たしました。
とくればあれでしょう。 快気祝い✨
でもどんちゃん騒ぎは趣味じゃないし、人を集めるにもそもそも不調だったことを教えてないし(笑)
そうだ、ライブに行こう(*‘∀‘) ←そればっか
ってゆーか関係なくこの人のワンマンライブならどんな状態でも行くんですけど💛💛💛
滅多にライブをして下さらない明星さんが、1年以上振りのワンマンをやってくれたよ~~!
そりゃあ仕事終わりでへとへとだろうと六本木の雑居ビル地下までだって行くさぁ!
アイリッシュやフォーク、エレクトロニカなどを基盤とした独自の音楽にもとても惹かれるのですが、やっぱりその声が。言霊が宿る声、という感じなのですよね。
会場のSuperDeluxeは、雑居ビルの地下に広がるコンクリート打ちっぱなし空間で、300人程度のキャパしかありません。座席も自由だったので、とりあえず最前列に陣取りました。手を伸ばせば楽器に触れる距離……これだからライブって素晴らしい。
建物の老朽化で来年早々には取り壊されてしまうそうですが、最初で最後に足を踏み入れられたことに感慨を覚えつつ、生演奏に聴き入っていました。
次はいつこの時間を味わえるかなぁ。
by さぁチュン
昨夜、知恵熱をだしまして、37・9度でした。娘に大型のマグカップに牛乳と蜂蜜を
入れたものを飲めと言われて、飲んで寝たのです、朝には熱は下がっていました。
ところで寝ながら、どうしても名前が出てこないジャズシンガーがいまして、悩み
ました。「あ」~から始めて最後までいっても思い出せません、気持ちがおさまらな
くて、布団から起きだし、娘にスマホで検索してくれと、キーワードは「ジャズ・
ブラックコーヒー」だと言って、出てきた名前の中にそれはあったのです。
「ペギー・リー」です。好きな歌い手です。これでやっと眠りについたのです。
by ひいチュン
矢切の渡しの駅そばに、笑顔の湯というスパー銭湯があるのですが、よく行きます。
大抵はK氏と待ち合わせて、あんなことや、こんなことを話しながら湯につかるのですが
最近は時々背中の流しっこをします。これが気持ちいーんです。
湯から上がって、メロン・クリーム・ソーダを飲みました。
by ひいチュン
1980年の冬の寒い夜に、シャンソン歌手コラ・ヴォケールを草月会館ホールで
聞いた。演奏はピアノとチェロだったと思う。雪が静かに降るように清冽でほの
温かい、印象深いひと時だった。彼女はプレヴェールを多く歌った、なかで
バルバラという詩を朗読した、僕はフランスをまるきり分からない、でもそれは
僕を圧倒した。
「思い出して バルバラ あの日 ブレストには雨がこやみなく降っていた
君は微笑みながら歩いていた はなやかに うれしげに ひかりかがやき
雨の降る中を 思い出して バルバラ・・・・・・・」(平田文也・訳)
by ひいチュン
なんかしっか、あれですね、まあこの僕の絵日記もどうやら100枚
を数えたようで、見てくだっさている6人ほどの皆さんに深く感謝
いたします。ありがとうございます。そこでキューバの煙草なんぞで
深く浅く深呼吸して、ここからこの、こちょこちょ絵日記がどう描けるのか、
どう書きたいのか、あてはないけど一人旅さ。
Painter というソフトの機能の百分の一を使って、もう少しやらせてください。
by ひいチュン
神楽坂に居を構えていた浪漫と幻想と文豪、泉鏡花。その人自身を主役にした神楽坂怪奇譚「棲」の再再演に行って参りました。
この企画を私は今回初めて知ったのですが、再再演ということはとても人気があるのですね。
割とお高い料金設定だなぁと思わないでもなかったけれど、小屋が非常に小さいのと出演する方の魅力に惹かれて、気づけばチケットを取っていました。
公演場所の「TheGLEE」に足を踏み入れた瞬間、これはいけないぞと(笑)
後から調べてみると、ここは“良い音楽は良い環境から生まれる”という理念の下、STEINWAYをはじめとする楽器や機材、ルームアコースティックを調整する反響板や吸音材にも徹底的に拘ったホールであったことが判明。わずか70席という贅沢な音響空間の入口には、有名アーティストの色紙がズラリ…。
こんな閉鎖空間で二人芝居の怪奇譚なんて、何か連れ帰っちゃうに決まっているではありませんか!
と、心の叫びも束の間、連れ帰っちゃうどころか狭い狭い赤黒い空間にそれはもう既に居た。3人も。
パンフには女童と記されていましたが、典型的なお禿さんが首や大きな眼をカクカクぎょろりと動かしながら、開演時間まで観客の周りを蠢いて下さいました。きゃらきゃらと哂うことも忘れずに。
そして幕が上がる―。始めは背中合わせで演技していた役者同士が、次第に肩を並べ、最後はとぐろを巻くように身体を曲げる様は、その二人が実は一人の人物だったから―というか一人の人物の中に棲んでしまったモノが具現化したから二人いるように思えてしまった…という演出なのかなぁと、ぞぉっとしました。
声の役者は早着替え以上の速さで役を変えられるから、ホラーなんて演られると鳥肌がもの凄いですね。その恐怖を助長させるように、最高の音響空間に響き渡る本物の尺八……こりゃ値段張るの当然だわ。
役者の素晴らしさは言わずもがなでしたが、もう一つ半端でなかった演出は、先程のお禿さん3人衆の働きっぷり。
90分、大の男が2人座った円盤状の舞台を、手動で廻し続けました。それも、噺の展開に合わせて緩急をつけたり逆回転をかけたり…その間も甲高い声できゃらきゃら哂い、首や眼を爬虫類のように動かしているのです。
とんでもない演出を考え、そしてやりきったな……!!!と強く感激しました。
これを考え、同時に女童役もこなした兵頭祐香さん、貴女は凄い。
帰りにお清めの塩と蝋燭を貰いました。余計恐いわっっ!;;
by さぁチュン
夢を見たのですが、面白い夢だったので、まあ聞いてください。
夜中にふとある町なかを歩いていると、一軒ぽつんと開いているお店があって、
まあ入ってみたんです、がらんとして誰も居なくて、カウンターに行くと、急になんですが、
ごく普通に、澁澤龍彦がお盆を持って現れて、「このトーストは実にうまく焼けました、
このこげかたは実に美しいものです。」といって黒くこげたトーストと珈琲が乗ったトレイを
私にわたしたのです。私は、ほほうなるほど、などと言ってポケットから1万円札をだして、
彼の隣に現れた女性に渡したのです、すると彼女は私の手に幾枚かの500円玉を
ジャラジャラとおとして、「500円玉は美しいものです。」と言うのです。
夢はここまでなのです、私は食事をしたかどうか、わからないのです。
by ひいチュン
僕がユパンキを日比谷公会堂で聞いたのは70年代の終わりの頃だと思う。
その深いギターの音色、重くて存在感のある歌声は深く心に響いてきた。
ところで昨日あるコンサートチケットを買った、沖仁と渡辺香津美のディオだ。
フラメンコとジャズなのだが、近年の渡辺香津美は大人しくなった、さて
どんな感じになるのだろう、来年の2月だが友達と楽しめると良いなあ。
あそこは、キャラバン・コーヒーだよね。
by ひいチュン