3匹のすずめ(ブログ)

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今朝に目が覚めた時に、ふいに思ってしまった。

高倉健主演の「駅・ステーション」の冒頭シーンを、いしだあゆみ が健さん

に別れの敬礼をするあの列車での情景を、思ってしまった。

あの映画は名作だった。

僕はぼんやり起きだして、珈琲を飲んで、それから歯医者に行った。

by ひいチュン

 

気持ちの良い日には、珈琲を入れて、買ってきたばかりの焼き立て

フランスパンを厚めにきって、かるくあぶって、バターをたっぷりと

塗って、美味しいんだなあ、珈琲に合うんだな、これが。

珈琲カップはちよっとオシャレして、そうだ明るい音楽をかけよう。

 あーあ、歯が痛くて今こういう生活ができないのだよ。

もうあの輝かしい挫折と恥おおき日々は戻らないのか。

by ひいチュン

家にステレオ装置が来たのは僕が中学生の時です、兄が買いました。日立製でした。

その頃の家にはテレビはありませんでした。

もっぱら聞いていたのは、ジャズで、ベニーグットマン、アーティショー、あとはラテンと

シャンソンでした。これは兄がクラリネットをよく練習していた事もあってですが、僕も好き

でした、それとトスカニーニのベートーヴェンの第5番運命があって、一時期はこの第2楽章

を朝聞いてから学校に行くという毎日がありました、なぜなんでしょうか。

テレビが家に来たのは、東京オリンピックの時で、確か小岩の第一家庭電器店に買いに

行った記憶です。高い買い物だったので、家族で話し合いをしました。

by ひいチュン

 

LPレコードの時代には、中身を知らずとも、おもわず手に取って買ってしまうほど

素敵なジャケットのレコードに何度もめぐり会いました。まず外れはありませんでした。

20歳の頃、神保町を歩いていて臨時で開いていた一軒の中古のレコード店で、

見つけたのです、今も持っているこの一枚に。アリシア・デ・ラローチャの

ラヴェルのピアノ曲集です。僕はラヴェルをほとんど知らなかったし、ラローチャも

知りませんでした、それが素晴らしいレコードでした。ピアノも音質も曲たちも。

A面の1曲目が「道化師の朝の歌」です、これが素敵だった、毎日聞きました。

ラローチャは明快でリズム感が抜群なピアニストで、このあとは彼女のレコードを

幾枚も買いました。ああこのレコードのジャケットを描ければいいのだけれど、

僕にはそんな模写力はありません。

道化師は笑顔が顔に張り付いています、悲しみに沈むときも、笑顔です。

by ひいチュン

 

 

 

 

忘れられた散文詩人、ベルトランは毎夜酔っぱらって、パリの舗道を歩いた。

手には、望めばいくらでも水が湧き出てくる壺を持って、夜の石畳を濡らした。

知られることのない詩人はいま「夜のガスパール」を書きあげたところだ。

彼が亡くなって数十年後、ピアノの魔術師ラヴェルが、この散文詩をピアノ

独奏曲にした。「オンディーヌ・絞首台・スカルボ」音の洪水、暗く重い孤独。

僕は、サンソン・フランソワやミケランジェリで、少し音量を上げて聞きます。

by ひいチュン

 

庭に雀たちがよく来ます、家人がご飯粒を庭にまいてやるので、来てくれます。

縁側まで上がってきてガラス戸ごしに催促までします。可愛いです。

僕は時々庭に降りて、そっと人差し指をだします、止まってくれないかな、

と思うのですが、人間とは一線を引いているようで、まあそうだろうなと思います。

「おむすびころりん、雀のお宿」なんて話があるんだから、奈良、平安の昔から、

雀と人との関係は面白いんでしょうね。「仲良くしようよ、チュン」

by ひいチュン

 

今夜あたりは、こと座流星群が見られるのかと、いま外へ出てみたのですが、明るすぎます。

薄曇りのようで、あまけに街灯が明るいのです。東北東の空には、ベガもアルタイルも見えま

せん、江戸川の土手に行ってみようかなと思いましたが、ふと寂しくて、足が向きません。

まあいいや、明日という日がないじゃなし、ということで、今夜はおしまい。

by ひいチュン

いやあ美味しかった。中国語が飛び交うお店のなかで、メニュウに無い高菜チャーハン

を頼み、ピータントーフと、麻婆豆腐、牛蜂の子の炒め物を食べました。

いやあ美味かったです。で、今まだお腹がいっぱいです。安くて美味しい店は歓迎です。

by ひいチュン

家人から聞いていたK子さんに偶然お会いして気持ちが舞い上がってしまった。

なんだか、たわいもない話をいっぱいして、時間をとらせてしまった、久しぶりに女性に

会ったものだからイケナイ・イケナイ、恥ずかしいことでした。僕は寡黙な人間なのだった。

by ひいチュン

先日は、ひぃチュンのお誕生日でした。お祝いに、ジャズバンドのコンサートチケットをプレゼントしました。

 

今日、とても素敵な時計を贈ってもらいました。

 

私は、自分がサプライズをしたり、人に贈り物をするのは大好きなのですが、その逆をしてもらうとどうしたらよいのか分からなくなるのです。

決して嫌なのではなく、とても恐縮してしまうのです。お金を使わせてしまったなぁとか、私にそんなことをしなくてもいいのになぁとか。

 

それは思えば、物心つく頃からの感情の流れでありまして、身内であろうと例外ではありません。

一番近い表現は“緊張”でしょうか。

この緊張が強すぎて、嬉しいとか感謝とかが上手く相手に伝えられず、誤解を生んでしまうこともままあります。 今回も、暫く表情が固まりすぎて言葉が出てこず、焦ってしまいました。

 

贈った人からすれば、快活に「ありがとう!!」と笑った方が気分が良いに決まっていますよね。

どうしてこうなのか自分でも解らないけれど、不器用でごめんね。

でもそんな不器用さも、貴方なら解ってくれるような気がしています。

 

本当に、長く見ていても飽きない、綺麗な時計なのです。

 

ありがとう、大切にするね。

 

by さぁチュン

オリンピックのチケット販売がもうすぐ始まるらしい、さて僕は何が見たい

のかな。

 重量上げが好きです。重量上げは動き始めてからの瞬時の

間違いのない流れが勝負です、ぎりぎりまで振り絞った美しい背中に、

それを支える腰の入れよう、踏ん張る両足、振り上げた鍛えた両腕、

どうだと、くいしばった脳髄と顔面。美しい一瞬のバランスと集中力、

なんとシンプルなスポーツなのでしょう。男女共にすきですが、

その必死な感情がストレートに表われる女性の方が好きかな。

 柳田国男の著書に力女の話があったなあと、いま思い出しました。

by ひいチュン

私は右の眼で過去を見つづけてきて、左の眼で今を見ようとしている。

昔の事柄たちが今も私の内部では夢のように、現実だ。

地球の上の運転は難しい、規則はまるでゲームのようだ。

by ひいチュン

一人、催事の準備に明け暮れている私を、斜め見している、一羽の雀、ひいチュンが、一人哲学に勤しんでおりますことです。
ブログを楽しみにしてくださる方も少しはいるみたいですが、一人哲学ひいチュンはこのところの春めいている陽気のせいで、気分が浮いているのでしょう。

私は今週末の催事の合間を縫って、友禅の創作活動中です。
それにしても、今日は春、真っ盛りで布団が温かくなりました‼
皆様タワーホール船堀でお待ちしています。
売りきれ中のマーブルシュシュも催事には多分間に合うと思います。
価格は、¥1200~¥1500です。       by けいチュン

皆様、なぜこの亀田亀吉がウサギさんとの徒競走に勝てたのか、それはわが友、

ウサギさんが競技中にふと足を止め哲学をしたからであります。

カフカのたどり着かない事の不安の基礎について、また、ウィトゲンシュタインの

言語と沈黙についての語りえぬ事柄など、などなど、ドナドナドーナ。

ウサギさんは立派なのです。ぜひ来る大統領選挙には、与党も野党もすっ飛ばし、

ぜひぜひウサギさんをーーーー。

 選挙の季節になりました。ーーーうるさくてしょうがない。

by ひいチュン

今回の徒競走で私が亀吉くんに負けましたのは、それは亀吉が以外に速かった

からであります。私は普段から亀吉くんとは深い友情に結ばれた、遊び仲間で

あり、その勤勉さと確実さに敬意をもっております。野党連合をはたした上で、

ぜひ、亀田亀吉くんにーーーーーー。あーあ選挙の季節がまたくるんだねえ。

by ひいチュン

 

 

皆様はシアターX(カイ)という劇場をご存知だろうか。

 

ひょんなご縁で20年ぶりくらいに訪れたこの両国の小さな劇場に、私は一気に惹き込まれた。

 

まず息苦しくない程度の絶妙な狭さが良い。華美でないのが良い。自然と色が深まっていく木製ならではのこげ茶の空間が良い。紅色の椅子に身を沈めると、そこに座っていられる優越感のようなものに包まれる。

 

舞台上には木が擦れた沢山の疵痕がある。それを無理に隠すのではなく、わざとらしく見せるのでもなく、よく掃除を行き届かせて丁寧に大切に使っているのが見れば判る。管理者達の愛情や姿勢が「見れば判る」というのは、なかなかなことではないだろうか。

 

今更だが、この場所を再認識できてとてもラッキーだった。私は生の舞台にお金を使うことを厭わないタイプだが、それでも「1階は最後列まで全てSS席で12000円です」なんて文句が当然のように書かれているのを見ると、眉をひそめる程度の金銭感覚は持ち合わせている。

そんな中、ここシアターXでは、なんと自主企画公演を全て1000円で観せるのだ。高校生に至っては500円。大人でも2回目以降は500円で観せるなんてものもあるらしい。

 

安いから素人チックな劇団を呼んでいるのかというととんでもない。正直どうやって採算を合わせているのかサッパリだが、しかし1000円なら客としては冒険ができる。レンタル屋でジャケ借りする感覚で生の舞台に手を出せるのだ。素晴らしい。私はシアターXの理念に惚れた。ここが企画するものだから観てみようという気にもさせる。

 

 

そんなわけで冒険してみた『カフカの猿』。

 

 

 

 

70分全編英語劇で字幕は無し。

カフカである以上言葉の比重は重いのだろうが、それでも敢えて、言葉なんて相互理解のための一つの手段にすぎないと言い切ってみたい。だって私はサイレント映画で爆笑と号泣ができるのだから。

 

 

結果としては冒険は成功。ただそれでもというかなんというかやっぱりちーと悔しかったのは、猿が舞台を降りて握手をしに来てくれたのに、言葉が理解できない私は貼り付けた笑顔でそれに応じるしかできなかったこと。

 

「やっぱ言葉かー?;」と思う瞬間だ。確かに一番始めに挨拶に向かうなら、最前列ど真ん中に陣取っている客の所に行くだろう。日本語さえままならない島国根性丸出しの日本人が座っていて申し訳な~いっ;;それでも充分、今の私なりの心で受け取ったものがあるから、それで良しとしてほしい。

 

ともあれ、この年で良い遊び場を発見した。嬉しい。うほほ🐵うほほ♪

 

 

by さぁチュン

 

七つの顔をもつ私です。ある時は、道に転がるジャガイモ、

またある時は、欠けてしまった茶碗、そして赤青色鉛筆、

又は、自転車のサドル、ああ又は、操り人形に、そして、

雨の日はパラソルに、でもでも壊れた私は、貴方を愛する人間には。

今日は冷たい雨が一日中降っていますね。

by ひいチュン

イギリスの刑事ドラマを見ると感心してしまう。細部まで手を抜かない。

推理と行動が一直線で、そこに人間の情感が漂うのだ。

日本の刑事物はなぜ、お笑いが伴うのだろう。警察って楽しくって、

バラエティーにとんだ組織なんだろうか、テレビ局は1K,4K,8Kで、

ニュースも、ドラマも、スポーツも、お笑いバラエティーにするのだろう、

情けなくないか。

by ひいチュン

 

 

 

佇む、思いの行き場がない、沈黙する。思考を停止する。

ショパン、夜想曲、サンソン・フランソワ。

こんな夜は、軽いめまいがつづいて、薬を4粒、飲み下す。

by ひいチュン

 

染色工房くさなぎ をご覧いただき誠にありがとうございます

3/30~4/3迄カンボジアへ旅行しておりました。
行く前は桜もちらほらでしたが、帰り成田からの車窓から見える桜が八分咲きで驚きました。

10年ぶりの海外旅行で、パスポートを新規に作ったので、又機会があったら海外へ行きたいと思います。
アンコールワットの遺跡を重点に観光したのですが、お天気にも恵まれアンコールワットのバックから昇る真っ赤な朝日が最高に美しかったです。
シェムリアップのホテルを出るときは月と星が出ていたのに、車で15分くらいで着くとたくさんの人が、その景色を見に来ていました。ガイドさんに言わせると、これが毎日だそうです。
確かに、天気の良い日は毎日陽は昇るわけだから( ´艸`)

石に精巧に刻まれた神話をたくさん見て、いつの時代も国王が権力を誇示するために、どれほどの平民が何年もかかって築き上げたのだろうと思いました。
ただ、カンボジアはたくさんの宗教戦争、植民地時代や独裁、戦争迫害の歴史の中で、
盗まれた物も沢山ありますが、これだけの石像が残っているという事実に驚きました。

そして、多分誰もが海外から帰って実感することですが、蛇口をひねれば安全な水が飲める幸せは日ごろ忘れていたな~って思いました‼