賢治の世界にとっぷり…。
3日目、チェックアウトして新花巻へ。初日にポスターで見て「帰りにここへ寄ろう」と決めていたイーハトーブ館の企画展へ。一人旅はこういう自由が利くので嬉しいです(^^♪
中野真紀子作陶展『ひのきとひなげし』
ゆっくり眺めた後お土産ショップへ。ここでいくつもの衝撃の出逢いが!!
まず柚木沙弥郎さんの絵が沢山あった(⋈◍>▽<◍)。✧♡ サプラーーイズ☆彡
そうしてほくほくしているのも束の間。 書籍のコーナーへ行くと、なんとパロル舎の賢治シリーズが!!しかも面置き、だと…?!
この出版社、その昔掠る程度の期間勤めていたのです……既に潰れているので、今パロル舎発行としてこの本が販売されていること自体、大変珍しく…(´;ω;`)ぉぉぅ。
軽くショックを受けていると、今度は過去この館で企画展を開催した際のポスターが販売されており-
その中にΣいたーーーーーっ!パロル舎の看板作家、小林敏也さんの原画展ポスター★★★
しかも『どんぐりと山猫』!!我が家的にクリティカルヒット_(:3 )∠)_
しかしでっかいな!でも丈夫な良い紙使ってて300円って!まじか!これからまだまだ旅は続くというのに雨だって降ったり止んだりだというのに今ここでこんな筒状の物買っちゃう?!でもこれ以上に“私ならでは”の旅土産なんてない…。
買いました(爆)
店員さんが大事に養生してくれたので、存外楽に持ってこられた。やっぱ愛情がある人は違う( *´艸`)
因みに右端に刺さっているのは、これまた賢治マニアなら超にやりとする幻のアニメーション『注文の多い料理店』の一コマを印刷した絵葉書。もっと解りやすいシーンあったろうに、何故この場面が採用されたのか疑問だ(笑)
ここら辺りは言い方悪いけど賢治さんでもっているような土地なので(ごめんなさい)、他にも関連施設が沢山あります。
そこで、前回の旅の時に取りこぼした施設へ行ってみたよ。
童話村の中の鉱物館。溜息が零れる程美しい。
↑玉髄
↑瑠璃
『月夜のでんしんばしら』ファンとして、放っておけない人面柱達(笑)
あと今回の収穫。企画展で『セロ弾きのゴーシュ』の原稿が飾ってあったのですが、猫がゴーシュに「シューマンのトロイメライを弾いてごらんなさい」というシーン、元は「シューベルトのアベマリアを弾いてごらんなさい」って書いてあったんです(驚)そこに二重線で訂正が入っていて、最終的にトロイメライに。
なるほどーー🌼確かに、アベマリアはちょっと陶酔的になる面もある気がするから、気持ちを静める曲としてゴーシュに弾かせるなら、そっちだったかも。
構想の一面が見られて幸せでした。
さてご飯。本当はここ『なめとこ山の熊』がモチーフのお店で蕎麦を食べたかったけれど、定休日で残念無念(T◇T)
なので、前回も行った山猫軒で「でくのぼう」食べた。
この枝でクロスさせると餅が切れるのですよ。先人の知恵、流石。
山猫軒の裏手から望める混じりっけなしの風景。
嗚呼岩手だなぁ、涼しいなぁ、白鷺が飛んでいるなぁ、『銀河鉄道の夜』の鳥を捕るおじさんなら、袋に詰めてお菓子にするなぁ。
一頻りじんわりして、夕方過ぎに次の土地、仙台へ。
片膝着いちゃうくらい都会だなチクショウっ!とりあえず夕飯に牛タン丼食べて、3日目終了。
by さぁチュン