三年峠

三年峠というお話しをおもいだす。

 

いっぺん転べば3年、にへん転べば6年寿命が延びる峠。

ラストシーンで、おじいさんは笑いながら転がっていく。

 

ころんころんころりんごろん。

 

今思えば、あの話しは転んだら3年衰えるだろうことを、敢えて逆さに言ったのだ。

現実は、ひとたび転べは3ヶ月衰える。そして、もう元に戻りはしない。

いかに老人がいっぺんでも転んだらおわりか。先人たちも、嫌というほど知っていたのだろう。

 

ころんころんころりんごろん。

 

by さぁチュン