いざ岩手へ!

色々なものを振り切って、年に一度の一人旅!今回は東北、岩手→仙台に行って参りました。

岩手は私が人生で初めて一人旅をした場所です。あの時は緊張していて1泊旅行しか計画できなかったっけ。甘じょっぱぁ…(笑)今や1人でインドにも行ってしまう…(*´ω`)人は立ち止まれない生き物ですね。

 

さてさて、前回の目的は日本昔話の聖地巡りでしたが、今回はずばり温泉三昧っ! それもこれも少し前にTVで偶然見た旅館が、あまりにも魅力的だったから。

 

というわけで来てみたよ。『鉛温泉・藤三旅館』

 

旅館部と湯治部があるそうだけど、そこは当然湯治部でしょう!!

 

レトロを装っているのではない本物の総けやき造りの館内は、歩く足音がもう映画

ギッシギシギュィィイ、パキッ。

 

(;゚Д゚)座敷牢感やべえ!

 

……囚人に一斉点呼を呼びかけるスピーカーかな?  「二十一号、起床!!」

 

実際毎日これで館内放送がありました。「21時には業務終了で誰もいなくなるからね」とか。

旅館にあるまじき(笑)と思ったけれど、元々こういうものだったのかな。そうよね、24時間営業が異常なのよ。働きやすい職場だわ(*´▽`*)

 

 

湯治部なんで蒲団は自分で敷きます。清潔だし煎餅じゃない(^ω^)でもせっかく2組あったので、敷蒲団を2枚重ねにしてリッチに★

因みに襖の向こうには死んだ巨大蜂が転がっているので封印~。

 

 

炊事場もあり、お金を入れて使うコンロもあって「小津安二郎ぉぉお!!」とテンション⤴⤴

が、今回私が選んだプランは、【湯治部に泊まりながらも食事は旅館部の旬の物出しまっせ】というものでした。だってやっぱ土地の物食べたいじゃん(・`д・´)☆

 

 

 

 

量多いわいッ;;でも美味しかったよ~♪汁物とか納豆も…あと白金豚!おお凄いやん!という味でした(//▽//)

 

 

さて満を持して温泉へ。この旅館は源泉5本を有し、全4浴湯100%源泉かけ流しの温泉ですが、なんといっても有名なのは日本一深い天然自噴岩風呂、白猿の湯です。

お湯の透明度が非常に高いので騙されるけれど、本当に深い;;身長約155㎝の私が立って入って、唇の高さまできます(笑)

隣では小さな男の子が頭から落っこって絶句してました;

 

 

階段を下りてお湯に浸かり天井を見上げると、下がった分余計に高く、そしてひろ~い。静かな空間にかけ流しの音だけが響き渡り、ゆ~~っくり刻が流れてゆく……。

お湯は濃い薬湯だそうで、確かにサラサラしてる中にほんのり美容液?みたいな。カーっと熱が籠る熱さではなく、いつまでもほわほわと温かいので、夏に選ぶ温泉郷としてはベストなチョイスでした💛

 

 

見上げ続けて飽きなかったのは、明かりが漏れている硝子戸の向こう。なんといきなり廊下なのです。

廊下の途中の戸をガラリと開けるとそこには階段がッという造り。人のシルエットが時折行き過ぎる光景に、遠くまで来たなぁと思いました。

こう見ると、トトロの草壁家の“戸の向こうがいきなり階段”って状態は、フィクションじゃなかったんだね。

 

 

館内を散策し、売店の名物おばあちゃんとお喋りして蒲団に潜り込むと、お肌すっべすべでびっくり。虫の大合唱のアンコールが鳴り止まずなかなか寝つけなかったけれど、心は満ち足りて初日は終了です♡

 ※湯船の写真、本当はNGです;誰もいなかったのでつい…!ごめんなさいッ( TДT)

 

↓散策成果↓

 

 

 

 

by さぁチュン