某冊子掲載のインタビューを!

本日、某冊子掲載のため、N氏が私の工房へ、いらっしゃいました。
N氏は、これまでも大勢、伝統工芸者のインタビュー記事を掲載されているとの事で、日本の伝統工芸に大変精通された人物でした。私は、これまで制作してきた帯や、染額などを見ていただきながら、N氏の話に引き込まれて行きました。
N氏から海外での豊富な取材経験などの話を伺い、改めて
日本の伝統工芸に携わる者の一人として、作品に向き合う力をいただきました。
そして、昨今メディアなどで優れた日本の職人さんを紹介し、madeinJapanの製品の素晴らしさを外国を通して日本人が再認識しているのを、少し恥ずかしく思っています。
私の仕事の友禅染めも日本の民族衣装として海外に誇れるものですが、現代では極僅かな人達のみに受け入られるようになっています。
私一人がどうあがいてみても、着物の普及は、ありえませんがせめて、仕事として成り立っていけたら、後継者の育成につながると思っています。
教育の現場や海外との交流の場で、民族衣装の素晴らしさを伝えていってほしいものです。

今日は、だいぶ硬い話になりましたが、N氏とお話しさせていただいて、益々自分の仕事に誇りと、責任を感じた1日でした。

最後にN様、長時間、硬い話から楽しい話にお付き合い頂きありがとうございました。
冊子の完成楽しみにしています。